育毛、薄毛の悩みの解消には、育毛剤などの薬の使用を考える人が大半でしょう。しかし、むやみやたらと強い育毛剤を使えば、育毛、薄毛に良いと言うものではありません。
今回は、育毛用飲み薬についてや注意点をご紹介いたします。
育毛や薄毛用飲み薬ってどうなの?
弱り衰えた頭皮(薄毛に悩む80%以上の方の頭皮は弱っている傾向にありますが、見た目ではわかりにくいものです)・赤く炎症のある頭皮・異常ある頭皮・等に育毛剤を使い続けるのは、かえって「薄くなってきた」「うぶ毛しか生えない」「頭皮がかぶれる」といった症状をもたらします。
育毛剤は、健康な頭皮に育毛、薄毛の効果があるのです。最近は、育毛、薄毛に対し、飲み薬による治療も行われるようになっています。これまでの育毛、薄毛のための養毛剤ならびに育毛剤といえば、血行を促進し毛根にある細胞を活性化することに重点を置いた製品がほとんどでした。
それに対し、飲み薬、特に男性型脱毛症の薬は、薄毛の要因とされる男性ホルモンの働きを弱くすることにポイントを置いたものでここに大きな違いがあります。
発毛効果は1年くらいで止まりますが、毛髪が伸びるため見た目の変化があるようです。
男性型脱毛症の飲み薬は、処方が必要なので病院やクリニックでの診察を受ける必要があります。いずれにしても、育毛、薄毛に対しては、あまり過信せず、自分の症状に応じたものを選び、専門家のアドバイスも受けるようにした方がよいでしょう。
育毛・薄毛の医療相談の注意点
育毛、薄毛の悩みは、最近ようやく医療の対象になってきました。育毛、薄毛の悩みは、これまでは医療の中でもやや軽視される傾向にありましたが、わが国だけでも育毛、薄毛に悩む人は1,250万人もいると言われています。
育毛、薄毛に関して、病院の外来で相談を考えた場合、注意することもあります。自由診療の薬(保険が適用されない薬)を用いた医療の場合、医療費全体が保険給付の対象とはなりません。
このため、薬剤費だけでなく、診察、調剤、服薬指導などにかかる費用も含め、医療費全額を負担しなければいけません。なお、保険給付の対象にならない医療の場合、薬剤費を含む各種費用の料金は医療機関・調剤薬局ごとに設定されます。
育毛、薄毛に関して医療面で治療を行う場合、個人によってそれぞれ違うので、すぐ効果がでてくる人もいれば徐々に効いてくる方もいます。
このため、最低でも6ヵ月から1年ぐらいを大まかな目安にすることです。また、メンタルの部分でも親身に相談に乗ってくれるところを選ぶべきでしょう。医療面で治療すれば、育毛、薄毛の悩みは即解消するというものではありません。
しかし、食事や頭皮ケアなどの生活改善に加えて、医薬品投与と医学的アドバイスによって発毛するケースは増えています。
育毛や薄毛を病院で相談するとき
育毛、薄毛に悩む人は結構多いものの、いざ、専門家に相談しようと思っても、意外と、育毛、薄毛専門の医者というものは少ないものです。育毛、薄毛というものは、一種の病気とは認知されていないため、保険の対象外なのも、その理由かもしれません。
最近は、AGAという言葉が広まっています。20代~30代に発生する若年性脱毛症、40代~50代に発生する壮年性脱毛症を合わせて「 AGA(男性型脱毛症)」と呼ばれています。
こうしたAGAに対し、専門的なアドバイス、治療を行う病院もあるので、情報収集してみると良いでしょう。
育毛、薄毛の悩みと言っても、一人一人様々です。男性ホルモンに影響を受けるAGA(男性型脱毛症)や自己免疫異常によって起こる円形脱毛症、心因性による抜毛症など、症状に応じて、「皮膚科・形成外科・精神神経科・内科・婦人科」など各分野の専門医師チームが最新の情報と技術を提供し、自分に最も合った治療を施す、それが「総合頭髪治療」です。
育毛、薄毛に関して病院での治療を考えた場合、親身になって相談に応じてくれるところを
探すべきでしょう。ただ、病院での治療を行う前に、育毛、薄毛に関して、自分で出来るところから始めることも大事です。日常の食生活なども考えてみるところから始めましょう。